台湾高速鉄道:通称<台湾新幹線>、【高鉄】の乗車方法と外国人だけにお得な周遊券情報

台湾には主な公共交通機関として新幹線、鉄道、MRTがあり、
この3つを日本の交通機関に当てはめるとこんな感じ

新幹線=台湾新幹線、高鉄

鉄道=台鉄

地下鉄=MRT

台湾新幹線(高鉄)の乗車方法、外国人しかないお得な乗り放題パスの購入から使用方法まで解説します

目次

台湾新幹線(高鉄)とは

台湾高速鉄道、台湾では通称<高鉄>、日本では台湾新幹線と呼ばれていることが多いです。
車両も日本の東海道新幹線と同じでなじみ深い。今回は台湾新幹線として紹介していきます

台湾新幹線は南港(台北市)~左営(高雄)まで最速1時間45分で結ぶ高速鉄道です。
台湾西側を南北に結ぶラインです

南港は台北市の東の方にある駅で始発駅。台北駅は2番目の駅となります。
また南港~板橋区間は地下を走ります
高雄の駅名は左営駅。台湾新幹線(高鉄)高雄駅という駅名はありません。
窓口などで高雄までといっても通じますが、オンラインや券売機などは「左営」という表示ですのでお間違いなく
台北駅構内には高鉄、台鉄の両方の駅があり、ちょっとわかりづらいので下記に説明します
その他の駅はすごくわかりやすいので大丈夫かと

予約・販売について

販売場所

①台湾新幹線(高鉄)駅の窓口、券売機 
販売席種:ビジネス席、指定席、自由席
券売機もクレジットカードと現金が可能です
現金で購入した場合おつりは硬貨で出てくるので非常に面倒です

WEBサイト(日本語対応あり)、アプリ(中国語or英語) 
オンライン販売はビジネス席、指定席のみ販売
購入時に氏名とパスポート番号が必要です。

販売開始日

乗車日の28日前より
28日前~7日前に購入すると運がよければ早割を購入できます
けっこう売切れ率が高いです

車種

車種はありません(のぞみ、ひかり、こだまなどの名称なし)
よって価格の差もありません。
購入時には所要時間を必ず確認してください(例:台北=左営(高雄))

だいたい3パターンです
早い  南港ー台北ー板橋ー台中ー高雄 (いうなればのぞみか?)
遅め  南港ー台北ー板橋ー桃園ー新竹ー台中ー嘉義ー台南ー高雄
各駅停車 

席種

  • ビジネス商務車廂(6両目)
  • 指定席 標準車廂 對號座(1~5両目、7~9両目)
  • 自由席 自由座(10~12両目)

もちろん価格はビジネスが高く、指定席、自由席の順です。
指定席と自由席の差はほぼありません


支払い方法
クレジットカード(アメックスは台湾発行以外不可)
もしくは窓口で現金支払い

支払い期限 
予約当日より3日以内
乗車日が予約日より3日以内は乗車前日まで
乗車1時間以内前に購入は即時

発券受取
WEB購入の場合:駅の窓口もしくはコンビニ(コンビニ受取は結構手間なのでおススメしません)
        予約番号とパスポート(身分証明書)の提示が必要
アプリの場合:アプリ上で保管、QRコードで乗車可能

変更
1回のみ無料。2回目以降は払い戻し費用(1枚につき20元)を支払い買い直し

予約がとりにくい時期
台湾が3連休以上の場合は連休が始まる前日夕方から連休開始日で台北から南下する列車
金、土曜日の午前中、台北から南下する列車
連休や日曜日の夕方。高雄から北上する列車

おすすめの購入方法はアプリが断然便利ですが、紙の乗車券が欲しい方はWEB予約して窓口で受け取ってください。

乗車時の注意

改札
紙のチケットの場合、磁気面を上にして改札を通します。
上下車時とも乗車券は返却されますので取り忘れのないように

アプリの場合はQRコードをかざすだけで改札を通過可能です


台湾新幹線(高鉄)のホームにはキオスクはありません。
飲み物など駅の改札付近のキオスク(コンビニ)で購入しましょう
日本同様に車内販売でコーヒーなどありますが、満員の場合指定席のみ巡回
大きい荷物は預けスペースが各車両にあります
嬉しいのがゴミを回収してくれるスタッフさんが巡回してます(満員の場合は指定席のみ)

台湾新幹線(高鉄)の駅の多くは都市中心部にはありません(台北、南港、板橋除く)
台中、高雄とも市の中心からはずれています
(例:横浜と新横浜並みかそれ以上)
駅から目的地まで移動手段も事前に調べておいてください。
台湾新幹線台中駅は隣接する形でMRTの駅、台鉄の駅「新烏日駅」があり、市内の中心部に行けるようにはなっていますが、台中は台鉄の台中駅(乗車時間約11分)が市の中心か?と言われればそうでもなく、MRTの沿線がと言われればそうでもなく。観光地も微妙に遠いので、交通手段は要チェック。結局タクシーなどの方が便利ってことも。
台湾新幹線台南駅は直結してる台鉄沙崙駅から台南駅まで約30分。そこから観光スポットまでは微妙な距離があり、バスの本数が微妙です。
台湾新幹線左営駅は台鉄、MRTがあり比較的中心部までのアクセスはしやすいです。

因みに桃園空港から台湾新幹線(高鉄)桃園駅まではMRTで20分ほど。中南部、南港に行かれる方は便利です

外国人専用周遊券

短期滞在者向け(180日以内の滞在)でとってもお得なパスです。台湾を周遊される方にはおすすめ
残念ながら台湾の居留証などを所持の方は使用不可です
またどの周遊券も高鉄(台湾新幹線)のビジネス席は対応していません。

大きくわけると乗り放題と片道割引の2種
WEBページから購入可能です

外国人専用お得な周遊券 高鉄(台湾新幹線)HP

3DAY PASS 連続した3日間高鉄(台湾新幹線)乗り放題 価格2200元
台北=高雄 往復で2980元なので往復しただけで元が取れます
ちょっと面倒なのが、指定席に乗りたい場合有人窓口のみでしか対応していないことぐらい

フレキシブルパス2日 指定された7日間のうち2日間のみ乗り放題 価格2500元

片道割引 乗車料金の2割引き

台鉄と組み合わせた周遊パス
台湾鉄道5日間乗り放題+期間中高鉄(台湾新幹線)2日乗り放題 2800元~

外国人優待チケット一覧価格その他
台湾新幹線3日間パス2200元連続した3日間
台湾新幹線フレキシブル2日パス2500元指定した7日間中の2日間
台湾新幹線2日間x台湾鉄道5日間(莒光号以下)2800元5日間中の2日間は新幹線乗り放題
台湾新幹線2日間x台湾鉄道5日間(自強号以下)3600元5日間中の2日間は新幹線乗り放題
片道割引(どの区間でも2割引き)乗車区間によるこども料金は正規こども料金から2割引き
こども価格=12歳未満は上記価格の半額。6歳未満で座席を利用しない場合は無料

台湾新幹線(高鉄)パスを購入してみましょう

高鉄(台湾新幹線)の公式HPから購入してみましょう 外国人専用お得な周遊券 高鉄(台湾新幹線)HP
購入時にパスポート番号が必要ですのでお手元に準備しましょう

周遊パスは高鉄(台湾新幹線)公式HP以外でも購入は可能ですが、キャンセル、変更する場合は販売元の規定のキャンセル料が発生します。
チケットを受け取る前且つ、高鉄(台湾新幹線)公式HPは購入日より91日以内ですと手数料は発生しません。

⚠️注意点

  • 支払い日より29日以内で受取乗車すること
  • 購入日より90日以内で利用すること。期限をすぎると払い戻しなど対応しません

あまり早く買い過ぎてもいけないってことですね

予約成功時点でメールが届きます

これにて購入完了です👏

もし予約内容を変更、確認したい場合は予約確認メールもしくは、支払い完了メールにあるオーダー番号が必要です

予約確認画面に移遷します。

ここで予約、購入は完了しましたが、パスは有人窓口で引き換えないと座席の指定など行えません。
英語で不安な方はこちらかからご購入を

このお得な周遊券がこちらでも購入可能

日本語で購入、日本円決済が可能なので安心感あり(HPの定価よりもお得かも)

台湾高鉄周遊券(2日パスor3日パス)

購入方法、キャンセルなどについては該当サイトでご確認下さい

引き換え方法

高鉄(台湾新幹線)のHPには直接座席予約できるかのように書いていますが、実際はできません。
有人窓口に行ってパスと引き換えないと座席指定はできません。

有人窓口に持参するもの 

  • 予約確認書(メールに届いたPDFデータの確認書、スマホでスクショでもよし)
  • パスポート(台湾入国日が確認できる入国スタンプがあること)
  • 乗車予定の新幹線の乗車区間、日付、時刻のメモもしくはわかるもの
    駅員さんが入力して、予約内容を画面でみせてくれます。
    中国語が心配という方もご安心ください。

記事内にも記載しましたが、繁忙期などは指定席が完売の場合もあります。
その際は指定席が取れないので、自由席に乗車が可能です。

引き換えるとパスの1ページ目に名前、パスポート番号、乗車期間を記載したものが貼られます
同時に指定した乗車区間、時間、座席番号を記載

乗車区間が未定でももちろん引き換えはしてもらえます。
並ぶのが面倒なので、絶対乗車する1区間のみ指定しておいて、その後窓口にて座席指定受けるもよし、自由席に座るもよしです

乗車方法

有人改札にてパスポート原本とパスを提示し上下車

通常の改札は通れません。
改札には必ず駅員さんが立っていますので、パスとパスポートを見せると誘導して改札を通してくれます。

こんな利用法
桃園空港に到着、MRTで高鉄(台湾新幹線)桃園から台中(1泊)、高雄(1泊)、台北へ
台北起点に高雄や台南へ1泊(日帰りも可能)

台湾新幹線(高鉄)片道割引を購入しよう

こちらは指定席での販売になるので乗りたい時間帯に空席がない場合は購入しても利用できない可能性もあります。

購入方法

購入、支払い手順は3日間パスとほぼ同じ。
乗車区間を選び、氏名など入力し、決済します。この時点では席の確保はしていません。
このバウチャーを使って予約する形です。

列車を予約

片道割引切符は予約が可能です。
トップページからログインして操作してください。

  1. 予約確認の方法で予約リストを表示
  2. 乗車したい日付を指定
  3. 指定席がある列車のリストが表示
  4. 乗車したい列車を選ぶと予約完了

チケットの引き換え

有人窓口にてパスポート(台湾入国の日付印が押印あるもの)と予約確認書を見せると発券してもらい、乗車可能です

変更について

・発券する前(乗車時間の30分前)までは予約の変更はWEB上で可能
・発見後 1回のみ有人窓口で乗車予定時間の30分前までに変更可能

発券後は通常の高鉄(台湾新幹線)のチケットです。
改札を通過して乗車してください

このお得な片道20%OFFがこちらでも購入可能

日本語で購入、日本円決済が可能なので安心感あり

片道チケット購入

購入方法、キャンセルなどについては該当サイトでご確認下さい

台北駅の補足

台湾人からは迷路と言われている台北駅。地下は何がどこにあるか
MRT紅線から台湾新幹線(高鉄)へ行く
表示通りに行くと水色の改札へ高鉄(台湾新幹線)と台鉄改札の目の前にいけるが、途中コンビニなし。改札内もコンビニ、キオスクなし。オレンジが高鉄(台湾新幹線)、青っぽいのが台鉄の改札
MRT青線から台湾新幹線(高鉄)へ行く
MRT紅線方面に歩いて表示通りに進む。紅線の表示通りに行く
もしくはB1から回っていく方法があります。
紅線の改札を利用しコンビニなどに寄りたい方は、改札を「市民大道」下図の紫ラインあたりの改札を抜けると7-11などがあります。
そこから台湾新幹線へ一見行きづらそうだが、行けます(人が多いのでお気を付けください)



台北駅1階コンコースから地下の改札に向かう。
高鉄(台湾新幹線)と台鉄改札が隣あってあるので間違えないように
オレンジが高鉄(台湾新幹線)、青っぽいのが台鉄です。
こちらは改札内もコンビニあり、また乗降車時の改札の場所が違います
有人の窓口は1階コンコース東三門付近と地下(下図のオレンジ4,1,2あたり)です
比較的混み合っているのは1階コンコースの有人窓口。

タクシー乗車は西出口からは地下のタクシー乗り場へ、
東出口は1階の東三門付近のタクシー乗り場へ

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